PLAポリ乳酸について

主な生分解性プラスチックの種類

地球を救う生物由来・生分解性プラスチックは
世界のプラスチック消費量のわずか1%

ポリ乳酸(PLA)

トウモロコシやイモなどのでんぷんに水を混合させて得たブドウ糖、もしくはサトウキビのしぼり汁などから取り出したブドウ糖に乳酸菌を混合させて乳酸を作り、化学重合で合成した熟可塑性プラスチックです。
耐熱温度は、55~65℃で、生分解性プラスチックの中では比較的強度が高い方です。
コンポストの中では生分解速度が速く、製品の厚さなどの条件次第で2~3カ月程度で生分解します。状況によりますが、土壌中では生分解に3~5年程度かかります。海洋中では生分解性が遅く、水温や微生物の量にもよりますが、10年程度を要します。

 

ポリ・ヒドロキシ・アルカノエート(PHA)

植物内のブドウ糖や植物油を原料として微生物の体内の培養されるプラスチック(ポリエステル)です。硬質で剛性が高く、耐水性やバスバリア性(酸素や空気を透過させにくい性質)生分解性に優れています。一方で結晶性が高いため衝撃に弱く、フィルムやシートには向いていません。

 

ポリカプロラクトン(PCL)

ε(イプシロン)-カプロラクトンの合成によって得られたプラスチックで、フィルムや袋などに採用されています。

 

ポリ・ブチレン・サウシネート(PBS)

石油由来のコハク酸と1,4―ブタンジオールとの重合によって作られるプラスチックです。

 

ポリ・ブチレン・アジペート・コ・エレフタレート(PBAT)

脂肪族芳香族共重合ポリエステルです。生分解性プラスチック中では非常に柔軟で強靭であり、耐加水分解性も優れてうので柔軟フィルムに使われます。

 

スターチ・ブレンド

トウモロコシやサツマイモなどに含まれるでんぷん(グリコースポリマー)は、単独では、プラスチックの性質はありませんが、エステル化やエーテル化、グラフト重合などによりプラスチックへ変換することが可能です。これらをスターチ・ブレンドと呼びます。他の生分解性プラスチックとブレンドすることも可能で、熱安定性や耐水性に優れています。

 

PHBH

微生物が植物油を摂取し、高分子として体内の蓄えたものを取り出したプラスチックです。

 

ポリ・グリコール酸(PGA)

最も単純な鎖状脂肪族のポリエステルです。
グリコール酸を出発物質とし、人体の外科手術用の吸収性縫合糸に採用されています。4~6ヵ月程度で縫合糸が生体に取り込まれます。

 

ヘミセルロース(Hemicelluose)

水に対して不溶性を備えた、植物細胞壁に含まれる多糖類の総称です。ただし、セルロースを除きます。代表的なものにキシランがあります。生分解性や流動性、透明性など多様な機能がある非結晶性のプラスチックです。

ぺ三セルロースは木材の役30%含まれており、世界の年間木材生産量である18tのうち、ヘミセルロースの産出量は役5t/年存在します。しかし利用者は1%未満にとどまっており、ほとんどが廃棄されて有効活用されていない状況です。

 

カゼイン樹脂

牛乳に含まれるレンネットカゼイン(タンパク質の一種)にホルムアルデヒトや酢酸を反応させて生成されるプラスチックです。乳白色の光沢があり、機械加工や着色が容易です。
象牙の代替品として印鑑やピアノの鍵盤、ボタンといった生活雑貨に利用されてきました。現在でも、カゼイン樹脂の約8割がボタン用として製造・販売されています。ボタンの実用面から求められる耐衝撃性や耐薬品性などの各条件を満たしています。

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